会計士のベンチャー企業への転職とおすすめの転職エージェント

会計士がベンチャー企業に転職する方法とおすすめの転職エージェント ベンチャー企業

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若手会計士が監査法人を飛び出してベンチャー企業に転職するケースが増えていますが、今回は会計士がベンチャー企業に転職する方法とおすすめの転職エージェントをまとめました。

会計士がベンチャー企業に転職する場合には大きく分けてリファラル採用と転職エージェント経由での転職があります。

リファラル採用とは?

社員の元同僚や友人・知人などの人脈から候補者を募る採用方法になります。
コネ採用といってもいいでしょう。

又、監査法人で監査をしていてクライアント先から引き抜かれるケースもありますが、最近はベンチャーに転職した会計士も多くどちらかというと監査法人の元同僚を紹介するケースが多いのではないかと思います。
お金がないベンチャー企業の場合は、コンプライアンスに厳しい大手企業に比べてリファラル採用が行われている可能性が相対的に高くなります。
一般的な採用と異なるのは、書類選考はなく、お互いの理解の場として面談が行われる点です。

採用企業にとっては転職エージェントを介さないので、採用コストを抑えられるというメリットがありますし、採用される側にとっては知人が働いているので、労働環境面や収入面でのミスマッチがすくないというメリットがあります。

一方でリファラル採用かつそれなりの報酬でとなると監査法人内である程度のキャリアを重ねている必要がありますし、実績を出している必要もあります。又、コネを紹介してくれる方が信頼できる人である必要があります。そのため、リファラル採用の機会がある、いい案件を紹介してもらえる方は多くはありません。
又、リファラル採用のデメリットとしては、紹介してくれた方の面目を立てるという面もでてきて思ったのと違うとおもってもすぐに辞めるということは中々できないという面もあります。

そこで多くの会計士が利用することになるのが転職エージェントになります。

ベンチャー企業におすすめの転職エージェント

ベンチャー企業かつ会計士に特化した転職エージェントがあれば一番望ましいのですが、さすがにそこまで特化したサービスはニッチすぎて現状ありません。

会計士に特化した転職エージェントとベンチャー企業に特化したエージェントを併用するのが現実的な転職方法になります。特にベンチャーの転職は、年収水準が実力によって大きく変動します。
年齢で概ねの給与が決まっている大手企業と異なり、ストックオプションの付与や年収の交渉等企業との交渉が必要なケースも多くなります。

エージェントを活用するメリットの一つとして、年収の交渉を代行してくれることもありますので、上手に活用しましょう。
又、ベンチャー企業の成長のステージ(シード、アーリー、ミドル、レイター)やIPOの準備状況、確度(証券会社や監査法人は決まっているのか)といったベンチャー企業の転職に詳しくないと的確なサポートが難しい分野でもありますので、ベンチャー企業の転職支援実績があるエージェントに登録しましょう。

企業との出会いは、担当エージェントの質やその時点で紹介される求人等運次第の面もあるため、最初は複数登録し、その後使い勝手がよいエージェントに絞り込んでいった方がいいでしょう。

会計士に特化したおすすめの転職エージェント

会計士に特化した中でも比較的事業会社を扱っているエージェントがおすすめになります。

MS-JAPAN

MS-JAPANは会計士・税理士等の士業と経理財務等の管理部門に特化したエージェントになります。

ご存知の方も多いかと思いますが、やはり会計士の転職を多く支援している分、ノウハウも蓄積されていますし、会計士向けの案件も集まりやすくなります。
又、ベンチャーの転職支援を得意とするエージェントの方もおります。

マイナビ会計士

マイナビ会計士は、転職決定先の4割が事業会社で、ベンチャー企業の求人も扱っています
マイナビ会計士は、会計士のキャリアの理解もありますし、求人数も大手ならではの求人数になっているのでおすすめできます。

ベンチャー企業に特化した転職エージェント

Wantedly

転職エージェントではなく、転職サイトなので、自分で活動しなければなりませんが、スタートアップやベンチャーへの転職の場合であれば登録しておいた方がいい転職サイトになります。

ベンチャー求人については最も多くの求人が載っており「話を聞きに行きたい」というカジュアルなスタイルでスタートアップやベンチャーと面談ができることに特徴があります。
ベンチャー企業に転職する場合は特に口コミ等の情報が少ないため、Wantedlyを使って直接会って色々聞いて情報を得るということも必要です。
但し、注意が必要なのは、Wantedlyには年収やポジションが掲載されていないため、面談に行ってみて初めて年収が求める水準より低いことがわかったり、想定とは違ったポジションが提示されることもあるため、転職エージェントとうまく使いわけましょう。

プロコミット

ベンチャーやスタートアップに特化している転職エージェントになります。

メガベンチャーの求人もありますが、まだできたばかりのスタートアップやアーリーステージの求人もあり、ベンチャー企業に強いエージェントになります。

Goodfind

ベンチャー企業に特化した転職エージェントになります。
有名なエージェントではありませんが、立ち上げ直後のアーリーステージの会社は大手のエージェントだと中々求人が出てこず、そういったステージを狙う場合はおすすめできるエージェントです。

ビズリーチ

ハイクラス向けの転職サイトで、ベンチャー企業に特化した転職サイトではありませんが、ベンチャー企業に強いエージェントとコンタクトが取れるのと面白いベンチャー企業の求人が結構出ていることからおすすめできます。

クライス&カンパニー

マネージャー以上のハイクラス向けに特化したエージェントです。

コンサルにも強いのですが、現在コンサルの方がキャリアチェンジする先としてベンチャー企業の経営層があり、ベンチャー企業のハイクラス案件に強いです。

コンサルタントの質は高く、紹介先の質やポジションも高めになります。
一定以上のキャリアがないと紹介先はないといわれてしまう方もいるようですが、経験を積んだ会計士であれば案件紹介がないということはないでしょう。

その他ベンチャー情報源

その他、ベンチャー企業に転職する際には業績が持続的に成長する可能性があるのか、競合はどこか、資金調達の可能性はどうか、経営陣の経歴やインタビュー記事はないかといった調べる事項がたくさんあります。

THE STARTUP

http://thestartup.jp/

The Startup代表の梅木氏による国内のスタートアップやベンチャー企業の考察系の記事が掲載されているメディアです。

VORKERS

https://www.vorkers.com/

アーリーやミドル期の口コミが掲載されているかは、運次第ですが、口コミサイトの中でも比較的信頼ができるため、目を通しておきたい転職情報サイトになります。

人から直接聞く話が結局信用できる

上記のネットにも掲載されている情報だけだと玉石混交で情報が不足しており、何らかの手段で補う必要があります。

会計士や元同僚でベンチャー企業に転職した方がいれば話を聞いてみればいいでしょうし、面接が終わって内定が終わった後面談の機会やオフィス見学の機会をもらって、雰囲気があうか徹底的にみるのもいいでしょう。

又、信頼できる転職エージェントを見つけて情報を得るのも一つです。
ベンチャー企業は、玉石混交なので、様々な角度から見て良い会社なのか、事業が継続できる会社なのか判断する必要があります。

マイナビ会計士は近年伸びてきており、会計士の転職支援実績も豊富にあることから、登録しておいて損はないエージェントでしょう。

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